AWSで請求情報をIAMユーザーでも閲覧できるようにする
- 2015.01.14
- AWS
通常、請求情報はrootアカウントでしか変更、閲覧はできませんが設定をすればIAMユーザーでもできるようになります。
エンジニアでもサーバ代がいくらかかっているか知っておくのは無駄ではないと思うので閲覧できるようにしておきたいところです。
しかしフルアクセスのままだと誰でもクレジットカードの追加や削除ができるようになってしまうので、今回はIAMユーザーが請求金額のみ閲覧できるように設定します。
請求情報、ツールへのアクセスを許可する
そもそもIAMで設定可能にすることを許可する設定が必要です。
まずはrootアカウントでログインし、下記のように設定します。
チェックをつけたらUpdate
を押します。
これでIAMでBillingのポリシーを設定できるようになります。
IAMでポリシーを作成する
※ AdministratorAccess
というポリシーを作成してユーザーに付与している前提に書きます。
AdministratorAccess
は要するにフルアクセス状態です。
このままではBillingページでクレジットカードの追加削除ができてしまうので、ViewBilling
以外をdenyにしたポリシーを作成してユーザーに付与します。
IAMのページを開く
新しくポリシーを生成する
この後、Add Statement
-> Next Step
-> Apply Policy
でOK
BillingのページでPayment Methodsが見られなくなっている
要はViewBilling
だけがallowになっていればいいのでポリシーの適用状態によっては上記通りでなくても問題ないです。